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勢川びき
2000年5月7日

No.42 「前に進もう」

 明日、早朝から心臓の手術を受けることになりました。
 (写真は「やったぁ」と喜んで(?)バンザイしている江実)

 これまでは「基本的に心臓移植が必要」というのが医師団の判断でした。しかし、十日ほど前の会議で、前回江実の心臓手術を担当した外科医が「追加手術をやってみようよ」ということを言い出し、医師団も合意したようです。

 手術の内容は右心房・心室間の弁の漏れを改善することと、左心室の容量を拡大することです。

 私も「心臓移植」の前に「追加手術による改善」ができないのかなあ、とずーっと思っていました。明日の手術によって、肝臓移植を受けられるレベルまで心臓機能がよくなる可能性は50%程度ということですが、「やらないよりはやってみよう」ということに私も大賛成です。心臓機能が改善されなくても、それは今の状況に戻るだけですから。この一ヶ月間、発熱への対処に追われていて、本来の心臓/肝臓の件が全く進展していなかったので、明日の手術は正直とても嬉しいです。前に進もうね、江実。
 もちろん、心臓を手術するということ自体に大きなリスクがあります。細かい加工を心臓に施すため、手術中は薬によって心臓を停止させます。そのため、5 - 10%程度の確率で術後に心臓が止まったままになり死亡することがあります。
 江実、このくらいの手術で死ぬなよ。これはまだまだ先の長い道のりの入り口に過ぎないのだから。

 外科医の先生にとっては、江実の今の心臓そのものも自分の手術の作品のようなものですから、その機能にケチがついて他のものに取り替えてしまう心臓移植なんて許せないのではないかなあ。私が外科医だったらそう思います。「追加手術で完璧にしてみせたる!」って。

 今週で5回目の再入院が一ヶ月を越えました。ベッドに寝ているだけと言えばそのとおりなのですが、熱が出たり下がったりの繰り返しなので、様々な検査を行わなければならず、江実はなかなかゆっくりと寝る暇もありません。

 手術を明日に控えた今日も、X線の胸部検査、点滴チューブの差し替え、尿路からの直接尿採取など、とっても忙しい一日でした。
 特に、X線検査は小さなプラスチックの筒のような器具の中に座らされて、バンザイをしたような姿勢で頭もテープで固定された状態で撮影されて、大泣きでした。点滴チューブの挿入も血管が細いのでなかなかうまくいかず、泣きっぱなしでした。つらいよな、江実。

 江実、まずは明日の手術を軽く乗り越えろよ。

 頑張れ、江実。

     * 写真:マツゲも長くなったよ。  



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