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勢川びき
1999年10月6日

No.9「目が合って、泣き声を聞けて」

 昨日、術後初めて江実の泣き声を聞くことができました。

 一昨日まで口の周りに貼られていたテープが取れて、口を開けることができるようになったためです。このテープは、呼吸補助機械からやってくるチューブを固定するために設けられていたものでした。その代わり、鼻に細いチューブが差し込まれて、酸素を付加した空気が流し込まれるようになりました。自力呼吸ができるようになってきたということです。  泣き声は手術前に比べるととってもか弱く短いものですが、それでも感動してしまいました。

 また、一昨日には、とても大きく目を開けていて、じーっと私の顔を見つめていました。これも術後初めてのことでした。それまでは、薬で常にぼんやりしていて、薄目は開けるものの、フラフラと視線を泳がしているだけでした。私をジーっと見つめた大きなひとみから、江実のメッセージが伝わってきたような気がしました。言葉で書ける類のものではなく、江実の存在が伝わってきたような感じがしました。

 ほんの少しづつですが、確実に快復してきているようです。

 私も江実が生まれてから一日も欠かさずに病院通いを続けています。別に何をしてやれる訳でもないのですが、30分ほどそばにいて、撫ぜてやったり、話かけてやったりしています。集中治療室なので、24時間体制のため、いつ訪問してもいいようになっています。昨日は来客との夕食の後、遅い時間に病院に行きました。毎日病院まで車を飛ばしていると、どんどんガソリンがなくなります。ほぼ二日に一度ガソリンを入れる生活になっています。

 がんばれ江実。ゆっくりでいいから。


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