勢川びき
1999年11月6日

No.17「ちょこっとずつ」

 11月2日からミルクを胃に入れ出しました。哺乳瓶でほんの少しと後は肝臓関連の手術以前にもやっていた鼻からのチューブを使ってです。

 11月2日は、まず最初に2cc、3時間空けて5cc、また3時間空けて8cc・・・というふうにちょこちょこと増えていきました。
 今日、11月6日には3時間ごとに50ccとなりました。でも、哺乳瓶からはその内の5cc-10ccほどだけ。吸うと疲れるようです。
 ちなみに、この病院ではCGS単位系(センチ、グラム、秒)を使いますので、私たち日本人にはとても分かりやすいです。親切な看護婦さんが、よく「えーと、50ccというのは、1.8オンスくらいよ」と壁に貼ってある換算表でわざわざ教えてくれますが、「日本人にはccやグラムでいいのですよ」と教えてあげると、「そうだったね」とニコニコしてくれます。

 ミルクをもらうようになっても、まだ体重は増えず、むしろ減少気味です。看護婦さんによると「結構動くようになってきたし、口から飲むので体力を使っているからでしょう」とのこと。
 昨日の体重が、ほぼ産まれた時の体重と同じ2985g。ペースメーカーや手に添えられた静脈注射用の添え木も含まれていますので、実質はもっと軽いのでしょう。顔よりも手足がとても細くなっています。

 ちょこっとずつ飲んで、ちょこっとずつ良くなろうな、江実。


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