勢川びき
1999年11月20日

No.19「退院はお母さんが」

 今週くらいから、江実は時々笑うようになりました。
 写真ではどうしてもベストのタイミングを逃してしまうのですが、いい笑顔でしょ?
 江実(えみ)の名前には「笑み」の意味も込めたので、江実が笑うのを見ると、本当に嬉しくなってしまいます。

 11月14日から三日間、出張のため病院にいけませんでした。江実が産まれてから初めてです。ほとんど意地で病院通いを毎日続けていたのに、少し残念でした。

 今週、急に「退院」という言葉が出てくるようになりました。
 英語ではDischargeと言います。(最初は「放電」という意味かと思って、何のことか分かりませんでした・・・。)

 ミルクを沢山は飲めないこと、体重がなかなか増えないこと、この二つの理由だけで入院を続けさせているだけで、術後の経過は良好なので、あとは自宅でゆっくり快復すればいいから退院をまもなくしましょう、ということだそうです。

 「退院」・・・まだまだ先のことだとぼんやり思っていたので実感が湧きません。とっても、とっても嬉しいことだけど。

 「それでは、いつ退院できそうですか?」と聞いたら、「お母さん、あなたが『もう自宅で大丈夫』と思ったときです。ですから退院時期はお母さんが決めてください」とドクターから言われました。
 鼻からミルク用のチューブを胃まで自分で自宅で入れられるか、ぐらいが具体的にこれから学ばなければねらないことで、後は精神的・時間的な準備が整えられれば退院していい、ということです。

 さて、いよいよです。

 江実、病院の外の世界が間近だよ。世界は広いぞ。楽しいぞ。

*写真は本日(11/20)撮影


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