勢川びき
1999年12月25日

No.26「静かなクリスマス」

 今日はクリスマス。
 どうせ外出しても、殆どのお店は閉まっているし、家族4人で一歩も外に出ずに家にいました。

 11/27に退院して、その後、2回ERに連れていき、一週間弱再入院して・・・という感じで先週まで過ごしていたので、一週間病院に行かずに過ごせたのは初めてです。

 とても静かなクリスマス。
 江実と一緒に昼寝してたら、暗くなってしまいました。寝正月ならぬ寝クリスマスです。

 鼻へ入れているチューブから夜間にミルクを自動でゆっくりと流し込む点滴のような機械を三日前に入手でき、深夜に起き出す必要がなくなりました。
 それまでは、3時間ごとの授乳、それも、ゆっくりゆっくりやる必要があり、かつ、終わった後もしばらくは吐かないかどうかを観察しないといけないので、結局、一回の授乳に2時間近くかかり、完全に夫婦共々睡眠不足になっていたので、この機械はとてもありがたいです。
 但し、あくまで機械は機械ですから、胃に届いているはずのチューブが何かの弾みで肺に回ったりすると、大変なので、心拍数と呼吸数を測定するモニターも一緒です。このモニターが少しやっかい。すぐに「センサーがずれた」とかでピーピー鳴ります。段々使い方のコツがわかってきましたが、まだしばらくは夜中に起こされそうです。

 こんな平和な感じのクリスマスが過ごせるなんて、9月に手術したときは想像していませんでした。もっとも、あの時は、一日でも長く生きてくれよ、という気持ちでいっぱいで、2ヶ月以上先のクリスマスなんて、思いを巡らす余裕は全くなかったのですが。

 とにかくメリークリスマス。
 よかったね、江実。

*写真は、自宅の室内に買った本物のクリスマスツリー(モミの木と思うが確信はありません)と。高さ2mほどあります。$49で買いました。


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