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勢川びき
2000年8月6日

No.55 「なんだかんだと」

 何故かまだ江実は退院していません。

 「何故か」という表現は正しくはなく、「『色々あって』まだ『栄養と薬のバランス』を決めきれていない」ので病院にいるのです。でも、私から見ると江実はとっても元気そうだし、機嫌もそれほど悪くないので、退院してもいいのではと思ってしまうのです。だから「何故か」という気持ちになってしまいます。

 一番上の写真は顔に何もついていません。鼻から栄養や薬を胃に送りこむNGチューブを最近は上手に自分でテープごとむしり取ってしまいます。ほぼ毎日一回取ってしまっているみたい。その取ってしまった直後に病院に訪れたので久しぶりにチューブのない写真を撮る事ができました。すっきりしてるでしょ。江実も嬉しそうです。

 あまりにしょっちゅう取るので、最近は右の写真のように補強のためべたべたと一杯テープを貼られてしまっています。  

 「色々あって」の一つは、この十日間ほど時々嘔吐するようになり、それに血が混じっていることです。鮮血ではなく茶色っぽいものです。原因は様々なことが考えられるのですが、このNGチューブを入れたり引きぬいたりするときに傷つくのでは、と看護婦やドクターの多くは考えているようです。そうかなあ。ピンとこないけど。

 自分ですぐ引きぬくことや、この出血のこともあり、そろそろNGチューブの代わりに簡単な手術でお腹に穴を開けて直接お腹からチューブを出す方法(Gチューブ)に代えよう、という話も出てきています。またそのおかげで退院が延びそうだなあ。

 江実の今日の体重は5.36kg。江実にとって体重はとっても大事な指針なので一日に3回も測定しています。でも、中にはいい加減な人が測定してオムツをつけたままだったりして、信頼置けない数字が平気でチャートに書かれていることもあります。

 信頼おけない数字と言えば、血圧。心臓に問題がある江実にとって血圧もとても大事な指標です。それが、最近どうも怪しい。
 最高血圧がどうやら低めなのでしっかりと測定しなければいけません。よく使う利尿薬や心臓の薬の多くが血圧を下げてしまう効果があるからです。ところが、チャートに書かれている数字は上/下の血圧の値が45/38とか95/89とか上下の差が殆どない値が平気で書かれていたりします。
 どうやら最近江実が太ってきて血圧を測りにくくなったのが原因のようですが。
 私自身も測定の現場を目撃しました。一回目の測定の上が75。少し低めの値です。「あれ?おかしいな、もう一度測ろう」そう言って、測った二回目の数値(上)が50。25も違います。「じゃ、一回目の値でいいや」・・・いいのか?いいわけありません。
 アメリカのいいところでもあるこのいい加減さともだいぶ上手に付き合えるようになりましたが、まだまだ時々驚かされます。

 今週8月4日で今回の入院は4ヶ月となりました。長い・・・。
 まだしばらく続きそうです。

 がんばれ、江実。

*写真は上から:
(1) チューブがなくてご機嫌よ(7月31日)
(2) おすわりの練習をするとこんな感じでほんわりした表情になります。(8月6日)
(3) 今週になって足をつかめるようになったよ。(8月5日)
(4) でへ!(8月5日)



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